この記事は、英語を話す力をつけるために英検は必要かどうかについて、そして、英検だけで会話力が付くのかについて、筆者が考察した内容です。
英語でどんな会話をしたい?
せっかく英語を勉強するなら、どんな会話ができるといいなぁって思いますか?
人によって色々だと思いますが、次の2つなら、どちらのイメージに近いでしょうか。
- お店で注文する、料金を聞く、道を聞くなど、限られた目的で使う。
相手の回答も困らない程度に理解する。 - 自分の感情、心配、複雑な状況も伝えることができて、心地よい良い人間関係を築きたい。
最初のイメージが自分のゴールに近いなぁ…と思った場合は、できるだけ使えるフレーズを覚えたり練習する方法が近道かもしれません。
もちろん、文法を知っていると便利ですが、翻訳のアプリなども使えば、そんなに困らない気もします。
でも、2番目にあげたイメージに近いなぁ、と思う場合は、たくさんのフレーズを知っているだけでは難しそうです。
おそらく、より正確な内容や自分の気持ちなんかを伝える練習も必要ですよね。
もし、この2番目のイメージを実現できたらどんな感じでしょう。
英語しか通じない状況でも、居心地の良さや安心感を感じられるかも。
う~ん、それに、困った時には誰かに相談できるし、自分でも解決できそうな気がする!
何かに挑戦する勇気も出てきそう!
私も、子供達に対して、せっかく英語を勉強するなら
「英語が苦手なせいで、興味あることに一歩踏み出せない」
ということが無いように、自信を持って使える英語を身につけて欲しいなぁ!と思います。
「英検」はこの2番目のイメージに近づくために必要な勉強を、効率良くするのにオススメの方法だと思っています。
英検がオススメの理由 & ありがちな「落とし穴」
オンライン英会話を受講したことがありますか? 最近はやってますよね。
ところで、英会話のレッスンで、
「思ってたのと、違う感じで伝わっちゃったけど・・・、まぁいいか・・・」って経験ありませんか?
相手にうまく伝わらないとき、ごまかしたり、別の内容で妥協しちゃう癖がつくと、話している本人も楽しくないし、うっすーい会話になります。
同じように、子どもにも、英語で伝えるのが難しくて、諦めたくなるときがきっとあります。
そこで、オススメしたいのが英検です!!
英検対策の勉強には、話したいことを、ちゃんと英語にできる方法がぎっしりです。
しかも英検の勉強をしていると、自分の苦手が見えてくるので、めちゃくちゃ効率的に勉強できます。
英検対策に偏りすぎの学習方法に注意!
ちょっと、まったー!! 落とし穴もあります。
英検対策の勉強の先には、「〇級合格!」というはっきりした目的地が見えています。
「早く合格したい、させてあげたい」という気持ちのせいで、他の勉強より優先順位があがってしまいがちです。
もちろん、目標にむかって一生懸命なのって、すてきだと思います。
ただ、最初の章で説明したような「居心地の良さや勇気を与えてくれる」ような英語力を目指すなら、英会話もバランス良くがんばると更に良いと思います。
息子は、小1から、英検対策をメインに勉強してきました。
そして、小2からオンライン英会話のレッスンを始めましたが、1レッスンが25分で週に1回だけです。
つまり、英検対策の勉強がメインという状況でした。
これは少し前までの話です。
レッスンが始まると、息子は急に、「おとなしいキャラ」に変身。
「YES」と「NO」の最低限の回答。盛り上がらないレッスン。
そして、なにより無表情がすごい!!
いつも、ゲラゲラ笑ったり、急に歌い出したり、自由度高めの小学生男児が、急にどうした!!?
どうやら彼は、「難しいことは、言わない」「話を広げない」という極意で、スムーズにレッスンをやり遂げようとしたのだと思います。
この状況から無事に脱出したきっかけは、お友達がすすめてくれた英会話スクールでした。
息子の入ったクラスは、少人数で、気心の知れた学校の友達ばかり。
「英会話スクールに行けばみんなに会える!」という特典つき。
先生も、さばさばしたオーラのすてきな人で、英語で話すのがの楽しくなるのも頷けます。
そのクラスに通い出して、オンライン英会話のレッスンで、「おとなしいキャラ」と、無表情は見なくなりました。
それどころか、何とか伝えようと一生懸命!
「英検対策で勉強したことが使えるや~ん!!」と気付いた様子でした。
思い返せば、話す練習を後回しにし過ぎていたのかな・・・と思います。
たった25分のオンライン英会話を、週に1回では、息子も練習できませんよね。
幸運なことに、素晴らしいスクールと先生に出会えて、それに気付くことができました。
英検は挑戦するべき?
思わぬ「落とし穴」(英検対策で学んだことを会話に活かせない!)に落ち、思いがけず、ある英会話スクールとの出会いに助けられた息子の成長ですが・・・
それでも!
こどもの英検への挑戦は、どんどんやった方がいい!
と思ってます。理由は前述した通りです。
英検対策と英会話の練習はバランス良くが〇
この記事で何を一番お伝えしたかったかと言うと、
最初の章でお話ししたような、居心地の良さや勇気を与えてくれるイメージの英語を身につけたいなら、英検対策で学習するだけではなく、英会話で使えるように練習することも大切だということです。
文法・読解力・会話表現・リスニング。
英検対策の勉強をがんばってきたからこそ、手に入れた・・・いわば、勇者の剣みたいな!
新しい武器や道具が増えたなら、
さっそく、使いこなしたい!!って思いますよねぇ~!