今回はM(修飾語)についての記事です!
以前の投稿、「精読②長い英文で、SとVを見つける方法」では、M(修飾語)のかたまりを、まる括弧( )や、とんがり括弧〈 〉でくくって、S(主語)やV(述語)を見つけやすくするという精読の方法を説明しました。
その際、どこを括弧にくくればよいの?と、感じた人もいると思います。
さっそく詳しく見ていきましょう!
Mは「形容詞的」「副詞的」の2種類
M(修飾語)は「形容詞的な働きをするもの」、「副詞的な働きをするもの」の2種類です。
この記事では、以下のように区別しています。
〈 〉とんがり括弧・・・形容詞の働き(名詞を修飾)のM
( )まる括弧・・・副詞の働き(動詞・形容詞・文などを修飾)のM
形容詞の働きをするMをとんがり括弧でくくった場合、修飾されている名詞は四角で囲むと、わかりやすいと思います。
【例】
形容詞の働きをするM
まずは、形容詞的な働きをするMを、4つのパターンに分けて見てみましょう!
■ 形容詞の働きをするMのパターン
- 前置詞 + 名詞
【例】
a boy 〈with a green cap〉
the color 〈of your shoes〉 - 不定詞の形容詞的用法
【例】
something 〈to drink〉
lots of homework 〈to do〉
- 現在分詞・過去分詞の形容詞的な用法
【例】
the cat 〈drinking milk〉
the restaurant 〈called Matsuya〉
※分詞一単語のみの場合は、名詞の前におかれることが多い。
【例】a running man - 関係代名詞節・関係副詞節
【例】
the man 〈who has a camera〉
my bag 〈which was stolen〉
the time 〈when the store will open〉
副詞の働きをするM
つぎは副詞の働きをするMにはどんな形があるのか、見てみましょう。
■副詞の働きをするMのパターン
- 前置詞 + 名詞
【例】
(In this afternoon,) I’m going shopping. - 分詞構文(現在分詞 or 過去分詞を使って)
【例】
(Given his ability,) he will reach the goal.
He sometimes eats lunch (reading a book.) - 従属接続詞(if, when, because など)の節
【例】
(After I got to school,) it started to rain. - 不定詞の副詞的用法
【例】
(To buy this game,) I have to go to Tokyo.
主文の後ろに副詞の働きのMがくっつく場合は、主文とMの間にコンマが入らないことも多いです。
まとめ
どうでしたか?
苦手な文法はでてきましたか?
「何となくわかっている、説明はできないけど知っている」という文法は、潔く、もう一度復習しましょう。参考書でも、問題集でも、愛用しているものでOKです!
長文などを読んでいて、一文が3行くらいに渡っていいたりすると、「な、長っ!!」と思ってしまいますが、Mを括弧でくくって、そのMが何を修飾しているのか、はっきりさせるだけでもずっと読みやすくなります。
この後、音読して前から後ろへ意味をとらえる練習をしっかりすれば、括弧をつけなくても、理解できるようになるはず!
偉そうに言いましたが、正直、私もまだまだなんです!
是非、一緒にがんばりましょう!!