「here」「there」「where」はセットで覚えよう!
この記事では、場所を表わす単語、「here」「there」「where」をまとめて覚えるという、「ちょこっとアイデア」を紹介しています。
「here」「there」「where」の共通点は?
「here」「there」「where」を比較してみたことはありますか?
ひょっとしたら、比較したことがある人は少ないかもしれません。でも、いざ比べてみると、色々気付くことがあるんです!
■ 意味の共通点
「here」「there」「where」のそれぞれの意味は以下の通りです。
- here
【副詞】ここに、ここで - there
【副詞】そこに、そこで - where
【疑問詞】どこに、どこで
品詞を見ると、「here」「there」= 副詞、「where」= 疑問詞という違いがあります。
でも、3つとも「場所を表現する言葉」という共通点があります。
「ここ」「そこ」「どこ?」
「here」「there」「where」
語呂もいいし、なんか韻を踏んでる感じ。
「3つまとめて覚えて~」って言ってる気が!(笑)
■ スペルの共通点
次にスペルに注目してみましょう。
- 「here」 →「h」+「ere」
- 「there」 →「th」+「ere」
- 「where」→「wh」+「ere」
この3つのスペルは、頭についている文字が違うだけということに気付きます。
最初の文字だけ、ガチャ、ガチャ、っと組み替えれば、「ここ」→「そこ」→「どこ?」って意味が変化するなんて!
子どもと一緒に覚える、オススメの方法
先ほど紹介した「here」「there」「where」の共通点は、たまたま、子どもと英語を勉強している時に気付きました。
「わぁ!ほんとだぁ~!」と盛り上がったついでに、子どもとした「遊び(?)」みたいなものがこちらです。
「here」の前に「t」をつけたら何になるでしょう?意味は?
there ! そこに
「w」をつけたら何になるでしょう?意味は?
where ! どこ?
と・・・、まぁ、説明すると、それだけの話なんですが(笑)
後から、気付いたのですが、この覚え方には、いくつか、メリットがあるんです。
■【メリット①】会話表現もセットで覚えやすい
「here」「there」「where」をセットで覚えたついでに、会話でよく使う表現も、セットで覚えてはどうでしょうか。
以下の例文について、文法の知識が薄っぺらい私が、自分の首を絞めない程度に解説します(笑)
Here is my car. ここに私の車があります。
There is my car. 私の車があります。
Where is my car? 私の車はどこにありますか?
最初の2つは、「Here is ~」構文と「Tere is ~」構文です。
上の2つの例文では、どちらも主語は「my car」、述語は「is」です。 本来、「主語・述語」の順で始まる文が多いですが、この2つの構文では、主語と副詞が倒置(つまり、語順を反対に)されて、この語順になっています。
一方、3つめは、疑問詞「where」を使った疑問文の形です。
厳密にいうと、文の成り立ちは違いますが、またもや「語呂がいいから・・・」という理由で、一緒に唱えてみてもよいかと・・・。
ちなみに、子どもって、よく言いませんか?
たとえば、こんな感じで・・・
Here is my car! (ここに僕の車あるねん)
Where is my car? 僕の車どこ?
Your car is there !! そこにあるでしょ!!
■【メリット②】「hear(聞こえる)」と混同しにくくなる
「here(ここに)」という単語は、覚えにくいわけではないし、むしろ、身近な単語かもしれません。
でも、「hear(聞こえる)」という単語と、意味やスペルを混同してしまうことは、お子さんによくあるケースではないでしょうか。
- here
【副詞】ここに、ここで - hear
【動詞】~が(~の声が)聞こえる
意味も品詞も違うけど、たしかによく似てる!
「here」の意味がどっちだったかな? スペルはどうだったっけ?というような疑問が浮かんだ時、先ほど紹介した方法で、おうちの方と遊んだ記憶が、解決の糸口になるかもしれません.
「there」「where」のどちらかのスペルに自信があれば、おのずと答えがでます!
(「there」「where」のスペルについても、他の2つから思い出せます。)
どちらも自信がなかったら??(笑)
そんな時は、次に紹介する【おまけ】のアイデアが役立ちますよ!
【おまけ】「hear」「ear」もセットで覚えましょう。
ここまでの話から、スペルを見ただけで、お察しかもしれませんが、この2つの単語、よく似ていませんか?
単語のスペルをよく見ると、
- 「hear」 →「h」+「ear」
なんと、「hear(聞こえる)」は、「ear(耳)」の前に「h」をつけただけ!
意味も、「聞こえる」と「耳」なので、関連性がありますね!
「here」「there」「where」と同じように、この2つもセットで覚えておけば、
「here」「there」「where」
そして、
「hear」「ear」
全ての単語において、意味もスペルも混同しにくくなるはず!
まとめ
英語を勉強していると、こういう覚え方ができる単語の仲間を見つけることがあります。
目の前の問題を解くことには、関係無いかもしれませんが、単語の仲間を見つけて、比較・整理して覚える方法は、確実に語彙を広げてくれると思います。
なにより、子どもの時から、それを楽しいと思えたら、これからも英語楽しく学べるんじゃないかと思います!