「このシュークリーム、あの店のと似てるかも。」
「君って、お父さんと似てるね。」
こんな感じで、「似ている」という表現は割とよく使います。
でも、いざ英語で「似ている」と伝えようとすると、表現がいくつもあって、ニュアンスにも違いがあるんです!
この記事では、英語の「似ている」という表現とその使い方を、いくつか紹介したいと思います。
「似ている」という意味の表現 5つ
look like ~ (外見。目で見た情報から)
【意味】
・~に似ている。
・~しそうだ。
- 「~」には名詞か文がきます。
「look/見る」という動詞があるので、目で見た情報から「似ている」「~しそうだ」という意味だよ!
【例文】
- My sister looks like an actress who is popular among young people.
私の妹は、若者に人気がある女優に似ている。 - Your shoes look like mine.
あなたの靴は私のに似ている。 - It looks like rain. ※
雨が降りそうだ。
※この「rain」は名詞で「雨」の意味です。
※「It looks like it’s going to rain.」のように文がきても可。
「look ( to be ) ~ 」と「look like ~」は同じ?
この2つを意識して使いわけていますか?
私は、どっちでもいいかな?と思って使っていました(笑)
でも、「~に似ている」という意味で使いたいなら、「look like ~」が正解なんです。
※ 「look like ~」の例文は先ほど紹介した通りです。
では、「look ( to be ) ~ 」はどのように使うのでしょうか。
下の例文を見てみましょう。
【例文】
- He looks tired today.
彼は今日、疲れているようだね。 - Sara looked happy.
サラは嬉しそうでした。 - This steak looks so delicious.
このステーキはとっても美味しそうですね!
※ 「~」の部分には主に形容詞が入ります。
どの例文でも、「似ている」という意味はあてはまりません。
「look ( to be ) ~」は、「~のように見える」
「look like ~」は、「~に似ている」
と覚えるとよいですね!
be like ~(どちらかというと性質)
【意味】
・~に似ている
・~のような感じだ。
どちらかというと、性質、内容について「似ている」という意味だよ。
【例文】
- You are just like your father in that way.
そういうとこ、お父さんとそっくりだね。 - She is like an angel.
彼女は天使のよう(に優しい)です。 - What was your new class like?
新しいクラスはどんな感じだった?
be similar to ~(外見・性質どちらでも)
【意味】
・~に似ている
・~と同じような
外見と、性質や内容について、どちらにも使える表現だよ。
【例文】
- My bag is similar to yours.
私のバッグはあなたのと似ています。 - It was similar to symptoms of the coronavirus.
それはコロナウイルスの症状と似ています。 - She is similar to her mother.
彼女は彼女のお母さんと似ています。
※この文からは何が似ているのかはっきりしません。
「She looks similar to her mother.」
だと、外見が似ているという意味になります!
「similar」の他の使い方
「similar」は、「見た目が似ている」「性質が似ている」というどちらの意味でも使えるので、覚えやすいですね!
「be similar to ~」という形以外の使い方もあります。
よければ例文を参考にしてください!
【例文】
- We have similar problems.
私たちは似たような問題を抱えている。 - Our dresses are very similar.
私たちのドレスはとてもよく似ていますね。
be alike(外見・性質どちらでも)
【意味】
・似ている
- 「alike」は名詞の前に置けません。
- 主語は複数で、「主語(複数)が互いに似ている」という意味になります。
「similar」と同じように、外見だけじゃなくて、性質や様子にも広く使えるよ!
【例文】
- They are alike.
彼らは似ています。 - A and B are very much alike.
AとBはとてもよく似ている。
この例文じゃ、何が似ているのか分かりにくいなぁ。
それなら、次の例文も見てごらん!
【例文】
- They look alike.
彼らは(外見が)似ています。 - We think alike.
私たちは考え方が似ています。
ほんとだ!何が似ているのか分かりやすい。
「alike」の他の使い方
「alike」には、副詞と形容詞の用法があって、ちょっと使い方にコツがあるんです。
① 副詞の「alike」は、「同様に、同じように」という意味です。
(= in the same way / in the same manner )
- This movie is popular with children and adults alike.
この映画は子供にも大人にも同様に人気があります。
※子供と大人が同じ様子である。 - Takashi and his father walk alike.
たかしと彼のお父さんは歩き方が似ている。
※同じような歩き方をしている。
「alike」は、様子や方法が似ているという意味だよ。
② 形容詞の「alike」は、「似ている」という意味です。
でも、次のように名詞の前で使うことはできないので要注意です。
- They bought alike bags.
③ 「A and B alike」「A-B alike」「A/B alike」で、「AB問わず」という意味になります。
- Young and old alike are welcome to attend.
年齢を問わず(若者も高齢者も同様に)ご参加ください。 - Poor-rich alike loves takoyaki.
貧乏な人もお金持ちも、たこやきが好きです。
resemble(外見・性質どちらでも)
【意味】他動詞
・~に似ている
・~と共通点がある(in~/~において)
- 他動詞なので、「resemble to ~」のように「to」をつけないこと。
他の「似ている」の表現と比べると、少しだけフォーマルな感じだよ。
【例文】
- Dogs resemble their owners.
犬は飼い主に似る。 - He is resembling his father these days.
彼は最近、父親に似てきた。
まとめ
私自身、英語の「似ている」という表現が、もや~っとしていて、
「どの表現を使えばいいんだろう…。使い方あってるのかな…。」
と思っていました。
たぶんそのままにしておくと、ず~っともや~っとしていたはず(笑)
同じような疑問をもっている人がいるかも!と思って記事にまとめました。
この記事が、もやっと解消のお役に立っていれば嬉しいです。