「子どもに英検5級を挑戦させたいけど、英語で書かれた問題文を読むのはまだ難しそう!」
「会話の中では聞き取れるし、理解もできる英語だけど、読むとなるとできない…」
このように「英文を読む」という壁にぶつかる子どもは多いのではないでしょうか。
この記事では、英語の音読練習中の私の娘(小学1年生)が、音読を始めたばかりの頃、知っておいて役立ったと感じている「2文字のフォニックス」を紹介します。
フォニックスってなに?
フォニックスというのは、英語のスペル(つまりアルファベットの並び方)とその発音の間にあるルールを学ぶ学習法です。
このルールに当てはまらないケースもありますが、フォニックスを習得すれば、ほとんどの英語が読みやすくなります。
フォニックスは、1つの文字が1音を表わしているものもあれば、2~3つの文字の並びで1音を表わすものもあります。
また、文字の並び方で、通常のフォニックスの発音ではなく、アルファベット名が発音になったり、無音になったりもします。
実は、私もあまり詳しくないんです。子供と一緒に勉強しているところです!
音読の練習をはじめよう!
もし、英検5級に挑戦することを考え出したのであれば、それに向けて、早めに「英語を読む」という練習を始める必要があると思います。
というのも、英検5級で出題される問題では、英語で書かれた問題文を自分で読んで回答を選ぶ力が求められるからです。
英検に興味が無い場合でも、英語を読む練習として音読はとても役立つと思いますよ!
最初は短い文を読むだけで、すご~く疲れるかもしれません。
マイペースでちょっとずつがんばりましょう!
子どもが上手に読めないと、「まだ読む練習は早かったかな?」と、おうちの方は思うかも。
私たち親子もそうでしたが、ほとんど読めない場合でも、2週間くらいして振り返ってみると、絶対最初より上達しているはずです。
上手に読めない時期は、いつから初めても通る道なので、あまり心配せずにマイペースな気持ちですれば良いと思います。
英語の音読を練習するステップ
私たち親子は、次のようなステップを踏んで練習しました。
仮に正しい発音で英文を音読できたとしても、その英語をまったく理解できないのであれば楽しく無いですよね。
楽しくスムーズに音読の練習をしていくためには、英会話スクールなどで、色んな表現を学んで、たくさんの英語に触れてから始める方がよいかも。
一例ですが、私の娘は「英検5級を受けられるのいつ頃だろう?」と意識しだした頃に始めました。
文法はたぶん分かっていないけど、「I am playing the piano.」や「Can you dance?」「What’s your favorite snack?」などは、聞いて理解できている頃だったと思います。
全てのフォニックスのルールを一度に勉強するのは大変だと思います。
それでも、A~Zのアルファベットのフォニックだけは練習しておくと、音読がずっと取り組みやすくなると思います。
『バイリンガル リサティー英会話』さんのYouTube動画は、とても分かりやすい説明で、しかも楽しい!
子供も大好きだし、とってもおすすめです!
最初は1つの単語を読むのにも苦労するかもしれませんが、ステップ②でも説明した、A~Zのフォニックスを参考にしたり、それらをつなげて読んだりして、練習するのが良いと思います。
【例】「cat (ねこ)」なら、「c」+「a」+「t」の3つの音をそれぞれ確認して、つなげてみる。
この時点では、まだ学習していないフォニックスがたくさんあると思います。
私たち親子は、すべてを掘り下げて練習すると大変なので、「こんな風にここでは発音するんだね~」くらいで、読み進めていきました。
自然とフォニックスのルールに気付くことも。
「gh」っていつも読まないんだね~!
「n」は「ん」って発音することがあるね~!
など、気付いたことを話すと覚えられたりします。
私の娘は、よく見るのに毎回読めない単語がありました。
「I」「am」「like」「Hello」「Hi」「it」など、よく見る単語で、毎回読めない場合は、5枚か10枚くらいカードにして覚えても良いかもしれません。
私たち親子は、面倒くさくなって、ほとんどしていませんが(笑)
全部のフォニックスを学べるならそれが1番ですが、なかなか大変ですよね!
A~Zのフォニックスを練習した後、よく目にする2文字からなるフォニックスを6つ程度ですが覚えると、読める単語がグッと増えます!
私たちは次の2文字からなるフォニックスをピックアップして先に学びました。
- ee と ea
- oo
- th
- ch
- sh
これらのフォニックスを、次のように子供と覚えました。
「ee 」と「 ea 」
2つとも「イー」だよ。
「oo」
「ウ」か「ウー」だよ。
「th」
「θ」この発音記号みたいな口にするよ!
舌の先を上の歯でほんの少し挟むみたいにしてね。
(挟むというより、上下の歯のすきまをふさぐ感じ)
「ch」
「ちっちっち」って人差し指を出して左右に振る仕草があるよね。
それと関連付けて覚えちゃおう!
「sh」
「シュッシュッシュ」って、機関車みたいに手を動かして、
関連付けて覚えちゃおう!
これらは、フォニックス初心者の私たち親子が、楽しく練習するためにしている方法です。
ちゃんと正しい音を聞いて、フォニックスを覚えることは必要だと思います。
フォニックス学習におすすめのサイト
とても人気がある『あいうえおフォニックス』はご存知の方も多いのでは?
イラストと声が可愛いので、子どもは『あいうえおフォニックス』のYouTube動画を好んで見ていました。
↓
『あいうえおフォニックス』公式サイト
「なかなか読めるようにならないなぁ」と焦る気持ちも出てくるかもしれません。
でも、継続していれば、始めたころと比べると成長しているかも!と思える日が必ず来ます。
まとめ
「英検5級レベルの英文を読めるようになる」というゴールは、とても遠いものに感じるかもしれません。
でも、今回説明したようなステップを踏んでいくと、ペースに個人差はあると思いますが、必ず少しずつ上達していきます。
私の娘は小学校1年生になってから、英検5級受験を意識するようになりました。
オンライン英会話を続けていたお陰で、英検5級レベルくらいの表現は聞けばある程度は理解しているようでしたが、小1の4月の時点で、英文を読むことは、ほぼできないレベルでした。
最初は「I」「it」「Hello」「Hi」も読めないくらいのレベルでした。
約半年後の10月後半にこの記事を書いています。
私の子供は英検5級の問題集に書かれている英文を5~7割くらいは自分で読めるようになりました。
読むペースが遅いのと、上手に読める日、読めない日のムラがありますが、私から見た感じでは順調に上達していると思います。
「まだ早い」と思って、英検5級の受験を目指すことを先延ばしにしていれば、たぶん今も全く読めない状態だったと思います。
「英検受験を目指すことは、英語の習得を後押しするんだなぁ」ということは、現在小学校5年生になる長男が小4で英検3級に合格するまでにも、たびたび感じていました。
1つの文をまるまる読めた時は、子供はとても嬉しそうにしています。
(私がすご~く大袈裟に褒めるからかも…・)
この記事が、少しでもみなさん親子の音読練習に役に立つと嬉しいです。