英検を受けると決めたら、まずは問題集選びから
英検へのチャレンジを決めたお子さんと、それを応援するおうちの方にとって、ぴったりの問題集を選ぶことは、最重要課題ですよね!
そして、一番最初にするべきことも、やはり問題集選びです。
勉強スケジュールなどをたてるより先に、問題集をゲットしなくてはいけません。
その理由については、是非こちらの投稿で!
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「英検対策」まずは問題集選びから
英検準2級と3級の違い
英検準2級と3級の違いについては、是非こちらの投稿で!
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英検準2級ってどんな試験?3級との違いは?
英検準2級を目指して、越えるべき課題
3級から準2級レベルになるためには、超えるべき課題が、次のようにとてもたくさんあります。
- 語彙数を増やす
- 文法を学ぶ
- 長文を早く正確に読む(精読の練習)
- 自分の考え方を確認しながら、ライティング力をつける。
- リスニング力をつける(シャドーイング)
- 問題に慣れる
- 二次試験に備えて会話も練習
もう少し、イメージしやすいように、オススメの勉強方法も入れて書き直すと、次のようになります。
- 語彙数アップには、朝のルーティン学習で、単語本と自作の単語カード両方使いがオススメ。
- まずは問題集にそって文法を勉強。文法は必ず初期に取りかかる。
(ひととおり学んでおくと、問題・長文のなかで使われているのを見つける度に復習ができる。) - 長文精読(文法構造をしっかり理解しながら、じっくり読むこと)の方法を知って、意味の取り違いをなくす。
(長文がずっと読みやすくなる。) - 長文を精読した後、シャドーイング(英文は目で読まずに、リスニングだけしながら、聞こえてくる英文のすぐ後を、追いかけるようにマネすること)をして、リスニング力をつける。
- ライティングの練習をルーティンで学習しながら、自分の考え方を知り、得意な英語の表現パターンも見つける。
- 会話の練習として、オススメはオンラインレッスン。(英検の面接対策をしてくれるスクールもある。)
このリストを見ると、すっごーく、遠い道のりに思えますが、3級までがんばったお子さんなら、大丈夫!!これまでに培った、単語の覚え方のコツ、文法がすべてジャンプ台になります!
英検準2級対策ともなると、楽な道はありませんが、やる気と、続ける意欲があれば、大丈夫です!!
大型書店の問題集を片っ端から見比べて、子どもが取り組みやすく、情報量がちょうどよく、素晴らしい問題集を選んだので、オススメした本をそのまま購入されても、よいと思っています。
でも、もし時間があるのなら、これから紹介する本と別の本を比較することで、お子さんの年齢や英語の習熟度に、よりぴったりの問題集にシフトしたり、問題集を追加したりしてはどうでしょうか。一からより、ずっと探しやすいと思いますよ!
【英検準二級】オススメ問題集&単語帳は?
問題集のおすすめはこちら!
こちらの問題集は、次の点でオススメです!
- 文法について、とにかく理解しやすい説明
子どもにとって、最初の難関が文法。 - 問題集だけど、「準2級の重要単語・熟語」の章がある
単語本とは別に、ここでは練習問題をしながら学習できる。 正直キツイ!!でも、ここを乗り越えるとグッとゴールに近づけるので、一日1ページ、それ以下でもいいから、じっくり進もう! - 練習問題の量がしっかりある
たくさん問題をといて慣れておくことで、過去問にスムーズに取り組める。
この問題集には別冊で「ミニミニ暗記BOOK」がついていて、重要な単語・熟語・会話表現に加え、不規則動詞の変化表も小冊子にまとめてくれているんです!
3級でもそうでしたが、準2級ともなると、やはり必要な単語・熟語の量がぐっと増えてきます。
問題集をしていても、知らない単語がどんどん出てきて、辞書や単語帳で探していると時間がどんどん過ぎていきます。
英検3級の勉強をはじめたら、「ミニミニ暗記BOOK」に早めに手を出しておくと、単語・熟語調べで立ち止まる回数が減って、勉強が進めやすくなります!
【Point!】
問題集の最初は「文法」についての章です。それを少しずつ進めながら、平行して、別冊「ミニミニ暗記BOOK」も勉強していくのがオススメです。(1日1ページ、それが大変だったら、1日半ページでもOKです! できれば、「昨日覚えた単語の復習」と「今日初めてする単語」をセットで勉強しましょう)
問題集で「文法」の章が終わったら、次は「重要単語・熟語」の章です。
すると、その章で、「ミニミニ暗記BOOK」で一度見たことがある単語・熟語を、もう一度勉強することになります。
このとき、一度見たことがあるというだけで、ずっとスムーズに学習が進みます!
単語などは、最初に出会って覚える時が一番しんどい!!しかも大抵忘れていきます。そこを通過して、いわば、再会の形で学習できるということで、気持ちが楽になるし、かなり覚えやすくなります。
《オススメ問題集と比較するなら》
ちょっと、難しくて、挫折しそう・・・というお子さんにオススメなのは、こちらです。
こちらの問題集「ひとつひとつわかりやすく。」というシリーズは、ちょっと高いハードルの手前に踏み台を置いてくれるような、親切な問題集です。
単語帳のおすすめはこちら!
こちらの本は、単語を文脈の中で覚えられるの単語のイメージがつかみやすい!
そして、会話文や長文読解する練習ができるのに加え、付属のCDを聴きながらシャドーイングの練習をすると、めちゃくちゃリスニング力につながります。
準2級レベルの文法を学習する前だと、すこし難しく感じるかもしれません。
その場合は、問題集の文法の章が終わったころから使い始めると、読解をしながら文法の復習にもなるのでよいと思います。
(それまでは、先に紹介した問題集付属の、「ミニミニ暗記BOOK」で単語を覚えるととグッド!!)
ただ、ボリュームが結構あるので、問題集だけでもヘトヘト・・・余力が全くない・・・という場合はこちらがオススメです。
オススメというか、多くの方が高評価の定番ですね(笑)
精読を練習する問題集
正直いいますと、小学生がこの問題集を1冊やりとげるのはかなり難しいと思います。
それどころか、小学生がこの問題集の内容を自力で理解するのはおそらく難しいので、おうちの方が読んで、お子さんをサポートするためにその知識を活かすといった使い方になると思います。
じゃぁ、なんでオススメにしたの ( ̄■ ̄;)!?
いかにも使いこなすのが大変そうな本ですが、あえてオススメに挙げているのには理由があります。
英検準2級レベルの長文や文法の問題を正しく理解するには、文の構造を正しく理解することが必要になってきます。
そして、そのための練習が精読というものです。
でも、精読の練習の仕方を小学生でも分かるように説明している問題集や参考書は、私は見つけることができませんでした。
この本が推奨している、具体的な精読の知識や方法を参考にするだけだと、本の冒頭しか見ないことになるのですが、その内容は、英検の文法問題、長文問題を解くのに必ず役に立つと思います。
冒頭だけを見て、それ以降の問題をほとんどをやり残してしまっても、高校進学・大学受験までに、取り組む価値のある問題集です。
中学に入ったら、私も息子にこの本を最後までやることを勧めようと思っています!
是非、中をご覧になって、検討されてはどうかと思います。
最後は過去問題集!
ひととおり問題集が終わったら、やはり過去問で理解を深めるのが効果的です。
英検の公式ホームページでも過去3回分は入手可能ですが、学力に余裕がある受験者の場合を除いて、やっぱり6回分くらいは過去問をしておきたいです。(そして各2回ずつできたら、もっとよい!)
【 Point!(過去問編) その1】
過去問は試験の3~4ヶ月程度前からやり始めても間に合います。
まだ一度も勉強していない文法(たとえば、分詞構文など)がある人に特に注意してもらいたいのが、最初から過去問にバンバン手を出さないということです。
もし、まだ「分詞構文」についての知識が全く無い状態で「分詞構文」に関する問題を解き、答え合わせをしてしまうと、もう一度その過去問に取り組んだとき、記憶だけで解けてしまうからです。
問題から、「あっ!これは分詞構文が使われてる!」と気付く、もしくは「勉強したのに気付かなかった ヽ(≧o≦)ノ」と悔しがる経験ができないのです。
【 Point!(過去問編) その2】
受験日の2~3日前に、本番のイメージで挑戦する分として、一度もやっていない過去問を一回分とっておくことをオススメします!
【 Point!(過去問編) その3】
筆記75分、リスニング25分を一度にしようとすると、ヘビー!!めっちゃ疲れますよね。
筆記とリスニングで日を分けて取り組んでもよいと思いますが、その場合でも、試験目前に本番のつもりで挑戦する過去問をふくめ、2回くらいは全部通しでする方が良いと思います。
一次試験に合格したら、いよいよ二次試験!
一次試験に受かって、スゴイ!!
めっちゃ、がんばりましたよね!
感(┳∧┳)動 しかない・・・
ただ、二次試験、気を抜かない方がよいのです!
油断大敵!! :;(∩´﹏`∩);:
大きな流れは、3級の面接と変わらないのですが、問題文の長さと、出題される質問のレベルが変わってくるので、しっかり練習しておきましょう!
オンラインレッスンの英会話教室では、英検二次面接試験対策のレッスンをしてくれるところもあります。
面接官からの質問が、What から始まる質問なのか、How から始まる質問なのか、面接本番では、おどおどして聞き流してしまうかもしれません!
そんなことがないように、ネイティブの方が面接官役をしてくれるレッスンは、貴重ですね。
文法的に簡単なフレーズでも、そのとき瞬時に正しく言えるかは、やはり、スピーキング経験の量に掛かってくると思います。
せっかく二次試験まで来れたのですから、あと少し!がんばりましょう!!
ファイトー( ・ᴗ・ )⚐⚑⚐
さいごに
英検準2級の問題は、3級までと比べても、子ども(例えば小学生)には少し、背伸びした難しい内容も含まれます。
多くの高校生にとっては、自然とイメージできる、社会の仕組みや、文化、科学についての物事を、小学生が想像力だけで埋めるのは難しいこともあります。
それでも、英検準2級を目指すことで、そこで出会う内容から視野が広がっていくこともあるし、なにより、子どもが「挑戦したい!」と思うなら、精一杯応援してあげたいですよね!
英検~級を小学生で合格!!というタイトル獲得のみを目指すことに、賛否両論あるとは思いますが、個人的には、「どちらでもよい」と思います。
ただ、どちらにせよ、英検の次の級を目指し、勉強することが、英語を勉強している子どもにとって、とっても効率的で、分かりやすい道しるべになると思っています。
自分の苦手なところ、よく間違うところも見えてきます。「一年前と比べてこんなにも話せるようになったし、読めるようになった!」と、子どもが自覚でき、それが喜びになります。
うちの子どもは英検準2級を小学生のうちに受験しようと思っていましたが、あるきっかけがあって、ちょっとだけゴールを変えたようです。それでも、先に紹介した問題集は毎日コツコツ続けていますし、精読やシャドーイングもマイペースで進めています。
また別の投稿で、「スケジュールの立て方」「スケジュールの具体例」を紹介しようと考えています!
(*´∇`)ノ 待っててくださいね!