こんにちは!
中学生、高校生のお子さんは、ものすごーくたくさんの文法を学校や塾で勉強しますね!
小学生で英検受験にむけてがんばっているお子さんもしかり。
がんばっているからこそ、どんどん知識を詰め込まれた頭の中は、ごちゃごちゃになっているかも。
服を押し込んだタンスのように、着たい服はすぐ見つからない、見つけてもシワだらけ!とならないように、いったん学んだことを整理しましょう!
※こちらの記事では、問題集などでそれぞれの文法について、すでに学習されている前提で、お話していきます。
※分詞を使う文法(現在進行形・分詞構文など)についての、詳しい文法解説は、こちらの記事に含まれていません。
今日は分詞のひとつ「現在分詞」についてです。
もうひとつの分詞、「過去分詞」が、どんな時に使われて、どんなお仕事をするかについては、下リンク「過去分詞編」をご覧ください。
↓ ↓ ↓
そもそも分詞とは?
分詞には、「過去分詞/ーed]、「現在分詞/ーing」の2つがあります。
そして、「分詞」とは、
動詞が形を変えて、動詞の意味は背負ったまま、形容詞や副詞として仕事をしている。
と考ておきましょう。
鶏肉が、その味を持ったまま形をかえて、顆粒のチキンスープになったイメージかな?
もう、お肉としての仕事(唐揚げや焼き鳥になる)はできないけど、お肉の味は持ったまま仕事をしているよ!
※ 参考書や問題集によって、分詞の定義に色んな表現が使われています。
もし、混乱するようなら、分詞の定義は後にして、それぞれの文法をしっかり理解すればOKと思います!
現在分詞
「現在分詞」の形
先にも少し触れましたが、現在分詞の形は、動詞の原形に「ing」とつけた形が基本です。
- do → doing
- be → being
- sing → singing
- swim → swimming
(” ing ” の付け方には例外があります)
現在分詞と動名詞のちがいは?
現在分詞と動名詞のふたつは、まったく同じ形なので混同しやすいですけど、めっちゃ簡単に区別できます!
「動名詞」は、その名前のとおり、名詞の働きをし、それ以外に働きはありません。
「~すること」という意味で、「りんご」や「テーブル」と同じ名詞なのです。
分詞(現在分詞・過去分詞)
・動詞の意味をもったまま形容詞や副詞の働きをする
動名詞
・動詞の意味をもったまま名詞の働きをする。
「現在分詞」について、図で思い出し、確認しよう!
現在分詞と過去分詞の比較をすると、頭がすっきり整理しやすいと思います。
いっしょに見て確認してみましょう!
fd4aa34ef47a7e2447a8129139857e17-1印刷される場合はこちら
↓ ↓ ↓
いかがでしょうか?過去分詞と現在分詞、比較してみると、使われ方が似ていると思いませんか?
図を見ると、どちらの分詞も、「be動詞」「名詞」「知覚・使役動詞など」「文」といっしょに使用されています。(図でいうと、①③④⑤の番号)
大きな違いは、それぞれの分詞が持つ「意味と訳し方」です。
「分詞」だな!と思ったら、次の①、②、どっちの意味をもっているか気にしてみるといいですね!
過去分詞
①(動作をされる側だよ!/受動)~された、~されている
②(完了している動作)~し終えた
現在分詞
①(動作をする側だよ!/能動)~する
②(今、まさにしている動作)~している
さいごに
過去分詞、現在分詞を2回に分けて、ざっくりと図解で説明しましたが、分詞のグレーは無くなりましたか? 結構スッキリしたんじゃないでしょうか。
ひとつひとつの文法理解を深めようとすると、まったく別の文法知識がよぎったりして、迷子になったような気持ちになるときがあるかもしれません。
そういうときに、この図解が、地図のような役割をしてくれたら幸いです!