この記事では、独立分詞構文について分かりやすく解説しようと思います!
分詞構文では、分詞( or 分詞から始まる句)の意味上の主語と、主文の主語は原則的に同じです。
しかし実際には、分詞の意味上の主語 と 主文の主語が異なる場合があり、独立分詞構文とよばれます。
会話文ではあまり使わないけど、知っておきましょう!
分詞構文の基本について「ちょっと自信が無いな…」と思う場合は、先にこちらの記事をチェックしておきましょう!
独立分詞構文の形
独立分詞構文では、分詞の意味上の主語 と 主文の主語がちがいます。
そのため、分詞の主語が何なのかを明確にするために分詞の前に主語をおきます。
独立分詞構文では、分詞の前に主語をおく(省略しない)
普通の分詞構文と独立分詞構文を比較してみましょう。
■ 普通の分詞構文の場合
「分詞の意味上の主語 = 主文の主語」です。
分詞の前の主語は省略されます。
- He was watching TV, eating donuts.
彼はドーナツを食べながら、TVを観ていた。
分詞の主語は主文と同じ。
■ 独立分詞構文の場合
「分詞の意味上の主語 ≠ 主文の主語」です。
そのため、独立分詞構文では分詞の直前に意味上の主語を置き、主語を明確にします。
- It being rainy, we stayed at home all day.
雨だったので、一日中家にいました。
分詞の主語は主文とちがう。
分詞の前に主語をおいて明確にしましょう!
独立分詞構文の例文をみてみよう!
もうちょっと、独立分詞構文の例文を見てみましょう!
- Weather permitting, we plan to have lunch in the park.
天気が良ければ、公園でランチを食べる予定です。
※ permit…許す、許可する - This done, he takes a long vacation.
これが終わると、彼は長い休暇をとります。
「weather permitting 」は「天気が良ければ」という意味で、よく使われますよ!
慣用表現になっている分詞構文
慣用表現になっているものには、主語を分詞の前に置かないものが有ります。
- frankly speaking
率直に言って - generally speaking
一般的に言って
- Frankly speaking, this dress does not suit you.
率直に言って、このドレスはきみに似合ってないよ。 - Generally speaking, kids like playing in the water.
一般的に言って、子ども達は水遊びが好きです。
分詞構文の慣用表現は他にもあります。
詳しくは、下にある関連記事を参考にしてみてください!
まとめ
分詞構文は、会話ではあまり使わない表現ですが、長文問題を読んでいると割と見かけます。
コツをつかんで、苦手意識がない程度に理解しておくとよいと思います!
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