この記事では、分詞をざっくりと分かりやすく解説しています。
この記事を読むと分かることは次の内容です。
- 分詞というのは何者なのか
- 現在分詞の形
- 現在分詞と動名詞のちがい
- 過去分詞の形
- 規則動詞と不規則動詞について
■ 不規則動詞の一覧表をPDFにしたものをのせています。
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不規則動詞の一覧表 (PDF)
■ 分詞に関してもっと知りたい場合は、関連記事のリンクを後半に乗せています。
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分詞とは何者なのか?
分詞とは、動詞が形を変え、形容詞や副詞のような仕事をしているもののことです。
そして分詞には、現在分詞と過去分詞の2つの種類があります。
分詞 = もともとは動詞だけど、形を変えて形容詞や副詞のような仕事をしているもの。
現在分詞 と 過去分詞 の2つがある。
どういうこと?
分かりにくいんですけど!!
もう少しくわしく説明するね!
「動詞」が「分詞」という形になると、動詞の意味は残して、形容詞や副詞のような働きをするようになります。
分かりにくい場合は、分詞をチキンスープに例えてみましょう。
とり肉が、形をかえて、顆粒のチキンスープになりました。
もう、肉ではありませんが、肉の味を活かして仕事をしています。
鶏ガラスープの仕事は、次の2つです。
■ 料理の材料になる
■ 食材や料理を味付ける
お肉という仕事はもうしません。
分詞は、さまざまな文法の材料になったり、他を修飾する形容詞や副詞によく似た仕事をします。
鶏ガラスープと共通点がありますね!
※ 参考書や、問題集によって、分詞の定義に色んな表現が使われています。
もし、混乱するようなら、分詞の定義は後にして、それぞれの文法をしっかり理解すればOKと思います!
つぎに、現在分詞と過去分詞がどのような形をしているか見てみましょう!
現在分詞の形
現在分詞の基本の形
現在分詞の形は、動詞の原形に「ing」とつけた形が基本です。
基本は動詞の原形に「ing」
- do → doing
(する) - be → being
(~だ、ある) - sing → singing
(歌う)
「ing」の付き方が特殊なもの
ほとんどの動詞において、原形に「ing」をつけるだけで現在分詞にできますが、例外もあります。
ここでは、その代表的な例外のパターンを紹介します。
【「e」で終わる動詞の ing 形】
「e」で終わる動詞は「e」をとって「ing」をつける
- give → giving
(あたえる) - have → having
(持つ) - make → making
(作る) - use → using
(使う) - take → taking
(とる) など
★「e」で終わるけど「e」をとらずに「ing」をつける動詞も
- see → seeing
(見る) など
「短母音+子音」で終わる動詞の ing 形
「短母音」とは、音を短く「ア・イ・ウ・エ・オ」と読む母音のことです。
「短母音+子音」で終わる動詞は最後を2つ重ねて「ing」を付ける
- sit → sitting
(座る) - run → running
(走る) - cut → cutting
(切る) - tap → tapping
(打つ) - swim → swimming
(泳ぐ) など
★ 次の2つは「短母音+子音」のように見えますが、「ay(エイ)」合体して1つになっている音で終わっています。上のケースには当てはまりません。
- say → saying
(言う) - play → playing
(遊ぶ
「ie」で終わる動詞の ing 形
「ie」で終わる動詞は「ie」を「y」にかえて「ing」をつける
- lie → lying
(横たわる) - die → dying
(死ぬ) など
「ing」の付け方が例外の動詞は他にもあります。
「ing」の付け方が例外の動詞が出てきたら、その都度覚えちゃおう!
現在分詞と動名詞のちがいは?
現在分詞と動名詞の2つは、どちらも動詞の原形に「ing」をつけた形です。
まったく同じ形ですが、2つを見分けるのはとても簡単です。
文中で名詞の役割をしているなら「動名詞」と覚えておきましょう。
動名詞 = 名前のとおり、動詞が名詞になったもの。
意味は「~すること」
つまり、「~すること」と訳せるものは、動名詞と考えたらよいです。
【動名詞】
- Swimming is fun.
泳ぐことは楽しいです。 - I like running.
私は走ることが好きです。
過去分詞の形
過去形と過去分詞は基本的に、動詞の後ろに「d」か「ed」をつけて作るというルール(規則)があります。
そして、そのルールに従う動詞と、そうでない動詞で次のように分けられます。
規則動詞 = ルール(規則)にしたがって活用する。
不規則動詞 = ルール(規則)には従わず、独自の方法で活用する。
いくつか例を見てみましょう!
規則動詞
【原形 - 過去形 - 過去分詞】
- play - played - played
(遊ぶ・演奏する) - look - looked - looked
(見る) - live - lived - lived
(住む)
※動詞の最後が「e」で終わるので「d」だけをつけるパターン
不規則動詞
【原形 - 過去形 - 過去分詞】
- buy - bought - bought
(買う) - say - said - said
(言う) - be - was/were - been
(~である・いる・ある)
※現在型「am、is」の過去形が「was」
現在型「are」の過去形が「were」です。
不規則動詞は他にもたくさんあります。
覚えるには、呪文のようにつぶやきながら何度も書いたり、原形を見て活用を言えるように練習するのがオススメです!
不規則動詞の一覧表(プリントアウト可)
不規則動詞を覚えるのに、よければ利用して下さい。
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不規則動詞 一覧表
プリントしてお友達にあげたり、教室で配っていただいてもOK!
不規則動詞をしっかりおさえて置くだけでも、英語の力はグッとアップします!
似たようなパターンで形が変わる動詞を見つけたら、まとめて覚えると効率良いですよ!